機械と電気が組み合わされた技術は昔からありましたが,最近はさらに物理学やナノテクノロジーを組み合わせてさらに高度なものとなっています. 物理工学科は,このような時代に合った物理学,機械工学,電気電子工学,そしてナノテクノロジーを学べる学科です.
ナノテクノロジーの“ナノ”とは10億分の1を意味しています. 1ナノメートルとは10億分の1メートルということで,原子を5,6個ならべた長さに相当します. すなわち,ナノテクノロジーとは原子・分子レベルで構造を制御してナノメートルサイズのシステムを作製する技術のことです.
また,微小な構造を作製するためにはその構造を観測する技術も大変重要になってきます. 現在ではナノテクノロジーは半導体に代表される電子デバイスの分野だけなく,情報通信,化学,バイオの分野でも活用されるようになってきています.