卒業生の声

井上善博 トヨタマックス(株) 学部卒

私は入社後、自動車開発のテストに使用される計測システムを設計する部門に配属されました。 現在は研修も兼ねて先輩社員の設計した電子回路の実装をおこなう毎日ですが、これから自分も次世代の電気自動車開発に携われると思うと非常に楽しみです。 現時点では、大学で学んだ中では電子回路等の電気電子関連の知識が役立っていますが、今後プログラミングなどの情報関連や、強度設計などの機械関連の知識も必要となるようです。 この点、物理工学科で全ての基礎分野を学べたことはよかったと実感しています。 また、物理工学科は40名前後の小さな学科でしたが、逆に講義を聞くには最適な人数で、学生間のまとまりも非常によかったと感じています。

鈴木加那子 (株)日立システムアンドサービス 大学院博士前期課程修了

物理工学科は物理を基礎にしながら電気電子工学と機械工学も勉強できる点が特徴です。 もちろん、物理工学科独自の授業もあり、幅広い分野に対応しているので自分の興味の持てる分野を見つけ、深く探求することができます。 大学院では、微生物の機能を利用した材料プロセス(バイオマシニング)の研究に取り組みました。 また、物理工学科は勉強だけでなく友人関係や遊びも充実している学科だと思います。 皆さんも何か自分が興味を持てるものを探しにきませんか。

浅野耕一 電子機器関係 大学院博士前期課程修了

物理工学科は、物理・電気・機械の分野を幅広く学ぶことができます。 学部の4年間は、これら3つの分野の基礎を勉強します。 そして、大学院では専門性の高い各分野での知識を深めることができます。 私は半導体の分野に興味をもち、大学院では半導体デバイスの物性を原子・分子といったナノオーダーの視点からコンピュータシミュレーションによって解析していました。 また、物理工学科の教官は個性的な方々が多く、勉学としての知識だけでなく社会人としての色んな意味でのマナーや企業の話、大人の世界の話等も学ぶことができます。 あなたも物理工学科で楽しく厳しい!?有意義な学生生活を送ってみませんか。

岸和田洋介 日産自動車(株) 大学院博士前期課程修了

みなさんこんにちは、現在、私は車両開発の実験部門に所属し、人が車に乗って感じる音や振動現象を扱っています。 人はアクセルを踏んで加速する時、どういった音をうるさいと感じるのか、心地よいと感じるのか、静かなだけじゃつまらない! そういったことを考え具現化する仕事です。 そこでは物理工学科で学んだ機械、電気、etcの分野にとらわれない幅広い知識が発想力の源となり役立っています。 また、就職活動する際の強みとなりました。 教授陣も人間性、専門分野で多岐に渡り、勉学に留まらず社会で必須となるコミュニケーションスキルに磨きをかけることができます。 ぜひ物理工学科で自分のやりたいこと、向いてること、好きなこと、探してください! 必ず見つかるはずです。 そして、見つかったときの土台作りの場がここには用意されています。

廣瀬貴一 信越化学工業(株) 大学院博士前期課程修了

大学入学,企業就職はゴールではありません.大学はエンジニアとしてスタートラインに立てる能力を身に着ける場所であり,企業は自らの考えを具体化する場所です.では大学でどのような能力を習得する必要があるかスタートラインに立つために必要な能力の1つとして科学全般の基礎知識を持つ事があげられます.企業内でinitiativeを持つ人は,1つの考え(専門性)に固執せず柔軟な物の見方ができます.柔軟な視点を持つには専門&他分野の基礎知識が不可欠です.大学,学科選びを行っている皆さん私は上述した重要な能力を身につける場として物理工学科をお勧めします.物理工学科は物理を基本とし電気,電子,機械など様々な分野を学ぶことができ,エンジニアとして必要な基礎知識のベースアップが可能だと考えているからです.大学では「教えてもらう」ではなく,「自発的」に学ばない限りベースアップは得られません.物理工学科には自分の成長に必要な要素がいっぱい転がっていますが,それを拾い上げ,吸収するか否かは自分次第です.逆に言えば,拾う事ができない人は企業から見て必要ありません.動力を有する歯車になるか,伝達するだけの歯車になるか,噛み合わない歯車になるか,大学生活の過ごし方で如何様にも変化します.動力を有する歯車になる人は企業に入った後も自らの考えを具体化するために必要な選択肢を多く得られます.そして動力として見なされるため交換はできません.大きな動力,小さな動力は問いません.まずは動力を得るため,自分自身のベースアップのために物理工学科で努力してはいかがでしょうか.企業人として色々なメーカーとお付き合いがありますが,是非とも物理工学科出身の皆さんと仕事を行う機会をいただきたく思います.

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