Q.物理工学科で何を学ぶのかイメージがつかめないのですが?
A.物理工学科では、物理、機械、電気系の3分野の基礎を有機的に学ぶことになります。 どれか一つの分野だけを学ぶということならばイメージし易いかもしれませんが、ナノテクノロジーのようなまったく新しい技術を学んでいくためには、既存の学問を幅広く習得しておく必要があります。 狭い一つの分野にのみ特化したのでは、真に革新的な技術を生み出すことは無理ではないでしょうか。 物理工学科で学ぶ意味は、世の中にまだ生まれていない新しいものを創りだすための基礎を固め、力を養うという所にあると言えます。
Q.自分は物理工学とは関係のない学科出身者なのですが、大丈夫でしょうか?
A.機械系や電気系の学科出身者の方は、物理工学と関係するものとお考え頂いて差し支えありません。 実際、今までの編入学生は、大部分機械系や電気系の学科出身者です。 情報系や化学系などの学科は、物理工学と関係が薄いかもしれませんが、物理工学を学ぶ意欲と熱意を持っておられる方ならば歓迎いたします。 過去にも化学系の大学の出身であるのにもかかわらず、編入学された方がいます。
Q.物理工学科の編入試験はどの様なものですか?
A.試験科目は、「数学」、「材料力学」、「電気・電子回路」より1科目選択となっており、すべて基礎的な問題となっています。 受験科目が1科目だけで良いので機械系や電気系の出身者だけでなく、幅広く理系出身の方が受験しやすいようになっています。
Q.高専出身者です。取得した単位は、どのように認められるのでしょうか?
A.高専卒業者の方では、三重大学の1,2年次で学ぶことになっている共通教育科目が一括して認められます。 さらに機械系や電気系の学科出身者の方は対応する科目が個別に物理工学科の専門科目の単位として認められます。 どれがどう対応するかは、授業内容で判断しますが、なるべく編入学された方の不利にならないよう配慮しています(なお、認定される単位数には上限があります)。 入学後は自分が学んでこなかった科目(機械系出身者は電気系の科目、電気系出身者は機械系の科目)を主に学んでいくというイメージになります。 機械系や電気系以外の出身の場合、対応する科目が少なく卒業に3年間かかる場合もありますので、予めご了承ください。
Q.一般大学出身者の場合の単位認定は?
A.出身大学で単位取得した単位は、三重大学の共通教育科目及び専門科目に対応するものが個別に認められます。 どれがどう対応するかは、高専出身者の方と同様、授業内容で判断しますが、なるべく編入学された方の不利にならないよう配慮しています(なお、認定される単位数には上限があります)。 認定される単位が少ない場合は卒業に3年間かかる場合もありますので、予めご了承ください。
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